例えば行政や企業などが、大規模な開発や整備を行っても、ほんとうにまちがよくなるためには、そこに住むわたしたちが、それをどう活かしていくかが鍵となります。
 さらに、大きな開発を望むときも、ほんとうにそれがコミュニティにとって必要なことなのかを考える必要があります。
 わたしたちが、よい効果的なまちづくりを展開していくためには、わたしたちの「身の丈」にあったまちづくりを、連鎖的に展開していく方がよいという指摘がなされました。

一品ミニ美術館
一品ミニ美術館(金沢市尾張町)
10軒ほどのお店のショーウインドウに、その商家に代々伝わる商売道具などを展示しています。

○出来るところから始める・例えば県内では・・・

10軒ほどのお店のショーウインドウに、その商家に代々伝わる商売道具などを展示した「一品ミニ美術館」を設けています。また、「一品ミニ美術館」や商店街に残る古い建築物をライトアップしてあり、夜の散策も楽しむことが出来ます。(金沢市)

小松地区の華道連合会というのがありまして、約10流派が入っている団体ですが、その人たちに、各店のウインドウや店内にお花を活けてくださいということもしました。そのときは、お花を活けてもらいたい店がいくらかお金を出しまして・・・。(小松市)

短歌・俳句一筆啓上ということで、小学校の高学年、中高生、一般の方から短歌・俳句を募集するんですけれども・・・。中心商店街の中の建物に貼らせていただいております。(小松市)

最初に取り組んだのが、旧北国街道沿いの街道の整備として、一里塚が大聖寺藩領内に5つあるですが、その一里塚に九谷焼の絵皿を埋め込んでやろうじゃないかと。(加賀市)

通りにも名前をつけようじゃないか、と。・・・A3号線じゃあんまりじゃないかということで、山口玄蕃に縁のある通りは「玄蕃通り」にしようとか・・・。今年の取り組みはそれの看板を立てようと。(加賀市)

 

後継者を育てるということは、大聖寺の良さを知ってもらうということです。大聖寺の良さは何かというと、ちょっと裏通りにいくと三味線の音が聞こえるとか・・・。時習庵という地元の小中学生に、場所も無料、教える先生も無料、習う人も無料という社中をつくりました。(加賀市)