市街地の活性化といえば、これまで大規模な再開発をめざすことが多かったようです。しかし、大規模開発は手軽ではありませんし、必ずしも大規模開発だけが市街地活性化の手段ではありません。また、大規模開発は、そのまちや地域の風土に見合ったまちづくりが行われにくく、その結果、どこでも同じようなまちになってしまいがちです。
 それぞれのまちの状況に見合った開発の規模というものがあるはずではないでしょうか。
 さあまちづくりをしましょう、私たち住民が主役なのだ、と言われても、それを受け止めることにとまどいを感じられる方もおられるのではないでしょうか。
 それは、これまで私たちが主役となる場が少なかったからかもしれません。これまでのまちづくりは、どちらかといえば、私たち住民は、受け身にまわっており、あるときには被害者意識を持っていたのではなかったのでしょうか。